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現代の日用品は、未来の展示品。
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こちらは、当時の必携品であった「手帳」と呼ばれるものです。主に、ビジネスマンや大学生、生意気な小学生が利用しており、毎年新しいものが発売されていたことからは、その人気の高さが伺えます。ブランド品の人気も高く、エルメスやヱルメス、江ルメスや警察庁の手帳は、かなりの高額で取引されておりました。手帳の人気が高いのも当然で、当時「その時点でまだこの世で起こっていないこと」が書いてある唯一の書物であり、しかもそのほとんどが実現していたためだと考えられています。当時の人たちは未来の自分の行動を買うことで、存在意義と安心感を得ていたようです。人々がそのような生活に慣れきった時代、一人の女性が異論を唱えます。彼女は一人、生の権力からの開放を謳い、全ての人間の手帳を、華氏451度で焼き払ったのでした。このため、当時の手帳は現存しておらず、展示品はレプリカとなります。また、手帳を燃やすことで世界に自由を取り戻した英雄も、巨大なレプリカとして、今もアメリカ東海岸にその勇姿をみることが出来ます。
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